妖秘めし夜の夢
作詞：櫻井アンナ　作・編曲：六弦A助

ヒラリと目の前翳めて行く　色の香よ
その肩に羽織り気も知らぬふり決め込めば
紡がれる囁きも吐息も全て罠
一度落ちれば抜け出せない狂おしき艶ゆめの罠

紅い華薫くゆらせて微笑む　欲の香よ
思う様に生きよと、搦め手　誘い手
虚ろに沈む影追いやり、只謳歌する
現世に揺らめく　潜めし栄はえある血の緋ほむら
　
夜の帳落したら、やさしくなぞり煽られて
誰も彼もを魅了して　止まぬ蠱惑染めの華か一ひと色

求め焦がれ彷徨う行き場のない　火照り身は
しどけなく解いてみても今宵夜は長く
目眩の先に映る焔の愛しき火
焼かれて揉まれて　腕かいなに抱いだくは夢の痕

チラリと気配の先を泳ぐ　想いの火
その肩に羽織り一つ微笑み零したら
始まりと終わりが共存せし恋を
乱れて咲かせて　永久に繰り返し恋慕の緋

夜の帳落したら、やさしくなぞり煽られて
誰も彼もを魅了して　止まぬ蠱惑染めの華か一ひと色

甘い囁き早鐘の鼓動に触れて
身をしどけなく落としても今宵夜は長く

目眩の先に映る焔の愛しき火
焼かれて揉まれて　腕かいなに抱いだくは夢の痕

「咎の雫」
作詞：櫻井アンナ　作・編曲：六弦A助
歌：六弦アリス

めぐり巡りて願いは天命さだめとなり
この身を繋ぎ瞬いた

瞬く流星儚く零れて　帝都まちを照らした
瞳に映った輝きそれすら　過ぎ去りし日々の夢

けれどこの手に握った刃やいばを星へと翳して

重なる願い、誓いと心と夢
目覚めを知らぬ闇を導いて
もう迷わぬ様にこの背を照らすは
咎つみか、それとも宿命か

孤独に巣くう闇に呑まれ、暗い世界を彷徨う
せめて今だけはあの記憶　甘い夢を見せて

孤独は人を狂わせると云う　それでもいいから

色褪せないと信じたこの世界は
星屑の様に散りばめられ
色褪せないと信じた願いもまた
流星の様に瞬き消える

重なる願い、誓いと心と夢
目覚めを知らぬ闇を導いて
もう迷わぬ様にこの背を照らすは
咎つみか、それとも宿命か

「Invisible」
作詞：むにょっ＆神倉鈴
作曲・編曲：むにょっ
歌：TOSHI

遠く閉ざされた檻の空
透けた心を預けて

汚れた風に触れてみても
凍てつく指先のまま

痛みの跡　癒える夢さえも果敢はかなく消えてゆく

巡る星が運命さだめを映す
瞳めを閉じて夜の雫に抱かれ

幻想　焼きつけたこの手を
握りしめ今を生きるだけ

心に触れた温もりなど
虚しい刹那の慰め

歩き出せば新しい傷
繰り返す記憶の波

振り切れない　落とした枯葉さえ集めて時に惑う

満ちる月の光に晒す
飾らない想いと陰かげの証

零れ落ちゆく輪廻りんねの糸
手繰り寄せ夜空へ還かえそう

交じり合う光と影
糾あざなう時へと降り立つ

朝霧を晴らすように
手を切り瞼を閉じる

巡る星が運命さだめを映す
瞳めを開き　夜の雫に抱かれ

全て忘れさせる熱の手
握りしめ今を誓うだけ

「Take My Hands」
作詞：六弦A助　作・編曲：六弦A助
歌：六弦アリス

誓いの先には夢があり、夢の先には明日がある
私もあなたも、そして誰もが同じであるように
きっと誰もが拭い去れぬ過去を持っているから
せめて私はそれを分かち合いたいと願うのです

だからこの手をとって　あなたを守ってあげたい
傍にいて、寄り添って　あなたと共に生きる明日を見て

私はあなたと共にある星の導き　そんな気がして
涙を流した日々も、きっとあなたと巡り逢うため
もっとあなたは自分のために今を生きて欲しい
そして私はあなたといる今を大事にしよう

だからこの手をとって　あなたを守ってあげたい
傍にいて、寄り添って　あなたと共に生きる誓いと夢

「カゲロウの月」
作詞：櫻井アンナ　作・編曲：六弦A助
歌：六弦アリス

静かな夜はあの日の記憶を呼び覚ますから
どうか眠りに沈めて　下弦の夜

満たされた月はあの日に置き去りのままで

蒼ざめた夜に独りきり、涙も涸れたまま
言葉も無いまま、さよならも無いままの夜と夢の途中

朝が来るたび私は少し幸せになれた
少しはあなたに近付く　そんな気がして

あなたの温もりは今も私の名を呼ぶ

今あなたがいる、そんな気がして足を止めたら
悪戯な風が髪を撫で、耳を掠めて通り過ぎた

仄暗い部屋で独り　涙も涸れたままで
何故かしら、頬を伝う　寂しいのでしょうか

蒼ざめた夜に独りきり、泣き崩れて一人 ただ少しでいい、あの日々を取り戻したくて夢の途中